二面性がある・・・
こう聞くとネガティブな感情が芽生え、身構えるかもしれない。
しかし、「良い」と体感できるのは、反対の「悪い」状態を知っているからではないだろうか。
悪い状態のなんたるかを知らなければ、良い状態なのかは判別しようもない、ということになるはずだ。
二面性の内在は、根源的に重要だといえるわけだ。
「嬉しい」と感じるのは「悲しい」ことを知っているから、相対した喜びの深みが増すといった関係にある。
つまり悲しいことは、相反する嬉しいことへの前触れとなり得るのものだ。
気持ちを楽にして過ごすと良いだろう。
失敗なくして、成功なしだ。
二面性は時として進んで肯定し、尊び、両立を追求するのも良い。
そうした世界の実現は神々しい。
- 薄いけれども強い・・・
- 厳しくも優しい・・・
- 闇の中の光
常日頃、神々にお鎮まりいただくことを祝詞で奏上し念願している。
これは、荒ぶる神々が発現なさいませんようにと祈っていることでもある。二元は対であり等しくもある。
素戔嗚尊は高天原で乱暴をするが、ヤマタノオロチを退治した英雄となり、高天原にて草薙の剣を献上する。
示唆に富むこの神話から、自らの内面にある二面を見つめておくことも大切だろう。
神話が私達に教えてくれている。