■神葬祭とは
神社神道での葬儀。
神官が奏上する祭詞が大和言葉で日本語なため、内容や意味がわかり偲ぶ想いが増すと喜ばれることも多いです。また、段取り明細が明確・明瞭でわかりやすいことから、神道家以外の方からも依頼があります。
■神葬祭はいつする
故人を偲ぶ日取りを、まず通夜祭と葬場祭(二日間)を軸に選定します。※火葬場の段取りとの調整が必要。
■神葬祭儀の大まかな流れ
普段から、依頼する神社と葬儀社を早めに決めておくほうが良いでしょう。
ご遺族が行うことは、時系列にするとおおよそ以下のように長い期間になります。
儀礼 | 内容 | 備考 |
帰幽報告 | 神棚を閉じて白い紙を貼る |
喪に服し、供養に専念するためです。 ※神社への連絡、葬儀社も決定しておきます。 |
枕直しの儀 | 故人を安置する部屋で行う |
葬儀社が手筈を整えてくれます。 ※説明された通りに行えば問題ありません |
通夜祭・遷霊祭 | 故人の御霊を霊璽に遷し、通夜の儀を行う | 19時頃~行うことが一般的です。 |
葬場祭 | 故人との最後のお別れを行う祭儀 | 上段の翌日、火葬場の段取りにあわせて時間調整することが多いです。 |
出棺祭 | 出棺時に祭詞を奏上 | 葬場祭の後、棺をとじる前後に行います。 |
火葬祭 | 火葬場にて火葬の前に行う | 祭詞を奏上し玉串を捧げます |
帰家祭・十日祭 | 祭場に戻って(同日)行う | 近年は葬場祭日に行うことが多いです。※帰幽十日後ではないですが、便宜的に済ませます。 |
二十日祭 | 親族で行うことが一般的 | 榊やお供えを新調して、霊前にお参り下さい。 |
三十日祭 | ||
四十日祭 | ||
五十日祭 | 神官を招いて行う |
五十日祭は重要な祭儀とし、神饌を新調し並べて行います。 ※仏式の四十九日法要にあたり、忌明けとなります。(神社などに参ってよい)神棚の白い紙も取り除きます。 ※また、この日に清祓と合祀祭を行います。 |
忌明け清祓 | 神棚、御霊舎、各部屋などをお清めする | |
合祀祭 | 仮の御霊舎から先祖代々の御霊舎にお移しする祭儀 | |
納骨祭 | 奥津城(お墓)に納骨する祭儀 | 五十日祭時に行うか、下段、百日祭時に行うことが多いです。 |
百日祭 | 神官を招いて行う | 帰幽百日前後に、お供えをして祭儀を行います。 |
一年祭 | 神官を招いて行う | 喪明けとなります。お供えをして祭儀を行います。 |
正辰祭 |
毎年帰幽日に行う ※お供えをして霊前に参る |
下欄の年祭該当年以外は、親族で済まされる方も多いです。 |
三年祭 | 神官を招いて行う | お供えをして祭儀を行います。 |
五年祭 | ||
十年祭 | ||
二十年祭 | ||
三十年祭 | ||
四十年祭 | ||
五十年祭 |
お供えをして祭儀を行います。 祭りあげとなり、霊璽をを取り替えます。 |
近年は、50年後の祭り上げは難しくなってきており、20年後、30年後あたりで、区切りとされる方も多くなっています。
■神葬祭の必要事項や準備は
必要事項は、おおよそ以下の通りです。
- 故人のお名前と性別
- 帰幽日と享年
- 喪主名
- 葬儀社
- 故人の大まかな生い立ち
- 参列人数
- 会場名
細かな段取りは、葬儀社との間で行うことが一般的です。
■御祭祀料
ご相談に応じます。
※「通夜祭」「遷霊祭」「葬場祭」「出棺祭」「火葬祭」「帰家・十日祭」を神官一人でつとめた場合20~25万円が相場となっています。
住所:〒561-0811 大阪府豊中市若竹町1-22-6
電話:06-6863-0025 FAX:06-6863-0035
駐車場:有り
その他:御社殿までおよそ50段(低い段)があります